猫の防災対策を考えておく!完全室内飼いネコの安全対策方法

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震度3~4あたりの地震が発生したとき、お宅のにゃんこはどうしていますか?

わが家にゃんこの場合、お気に入りのスチールラックキャットタワーで寝ていたのですが、さすがの揺れに反応して下りてきました。その後、じっとしたままイカ耳であたりを警戒し、揺れが収まるとまた最上段に戻って眠るという、意外と落ち着いた反応でした。

それ以上の地震が来たときはどうでしょうか??にゃんこの安全に守る!非常時対策について考えてみましょう。

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【猫の防災対策】転ばぬ先の杖!完全室内飼いネコの安全対策方法

まずはお家の防災対策を万全にしておく!

環境省のホームページに災害時におけるペットの救護対策ガイドラインが掲載されています。

最終的な避難にはペットとの同行避難が基本。リュックタイプペットキャリー

  1. 使い慣れたねこ砂少し
  2. ペットシート
  3. 携帯用トイレ
  4. キャットフード

をセットしておきましょう。(ねこちゃんの体重+その他もろもろで4,5キロ程になるでしょうか。普段からからだを鍛えておかないと!ですね)

以前、危機管理教育研究所 代表 国崎信江先生の防災に関する講演を聞きました。

先生の信念は、「絶対に避難所にはお世話にならない!」(=自宅の災害対策を万全にしておく)というもの。

なぜなら、避難所は想像するよりもはるかに過酷な状況だから。

人でもストレスがかかる避難所に、場所・環境の変化に弱いにゃんこをなるべく連れていかなくてもいいように安全に過ごせるような準備をしておきましょう。

★人間・ペット用の食品、消耗品備蓄は大前提ですよ。

自分(飼い主)が自宅にいない場合

チェック 常に緊急連絡先を持ち歩く。
チェック 玄関ドア外側に、室内に猫がいる旨のステッカーを張り付ける。
チェック 自動給水機を設置する。
チェック 揺れで落ちやすいものの撤去。
チェック 窓ガラスに飛散防止シートを貼る。

常に緊急連絡先を持ち歩く

外出時に非常事態に遭遇した場合、自分が怪我をして口がきけなくなることもあるかもしれないし、何らかの理由で自宅に戻れなくなるかもしれない。そんな場合を想定してすることは2つ。

  1. 「自宅で猫がお留守番している」と伝えられる手段を確保しておく。
  2. 「自分がもしものときはうちの子をお願いします」と託せる相手を事前に探しお願いをしておく。(その約束事項を書面で残しておく)

常に持ち歩くもの(お財布とか?)なんかにメモでもいいので

「自分は自宅でペットを飼育しており、自分がもし自宅に帰宅できない状態であるならこのカードに記載の人物へ、ペットを委託して欲しい」という旨のメッセージを記載しておくといいですね。

その為には、

  • 自宅住所・飼い主の名前
  • ペットの種類(見た目の特徴)
  • ペットの名前・性別・年齢・アレルギー/病気の有無・去勢/避妊対策の有無

なんかを記載しておくと、初めての人でも扱いがわかりやすいはず。

入院等で自宅に戻れないまま、おうちでお留守番していることが誰にもわからなかったら…。行き場に困ったペット達は、保健所に連れて行かれてガスによる殺処分の可能性が高いです。

室内に猫がいる旨のステッカー

玄関のドア外側に貼っておくことで、普段からペットがいることをアピールするステッカー。このステッカー1枚で、お留守番中のねこちゃんを救ってくれるかもしれません。

自動給水機を設置する

わが家では、ただのガラス製の器に飲み水を入れていましたが、大揺れによって中の水がこぼれる、器自体破損して飲み水が無くなってしまう、という事態を想定しました。

長時間飲み水が確保されないと、危険ですよね。停電のことを考えると、電気を利用しないタイプの自動給水機がベターでしょう。簡易のものなら、ペットボトルと百均で販売されている自動給水器を組み合わせてもよさそうです。

ケージなどがあるお宅ではケージに取り付けて使うタイプが便利そう。棒の先をなめて(ストローみたいな感じ)飲むタイプだと、ねこちゃんによっては使い方を理解できない子もいるみたいだけど、これなら倒れない&飲みやすいでよさそう!わが家ではケージはないけど、どうにか工夫して取り付けられないか検討してみます。

揺れで落ちやすいものの撤去

人間にとってはかすり傷程度と想像できるものでも、体のちいさいねこちゃんにあたってしまったら大変なことになるかもしれません。ねこちゃんにあたったら…という目線で、もう一度点検してみましょう。

窓ガラスに飛散防止シートを貼る

飼い主が帰宅困難、口がきけない程の重体に陥るような大地震を想定すると窓ガラスの1枚や2枚は割れていてもおかしくないかもしれません。となると、そのガラスを浴びてしまう、もしくは踏んで怪我をしないようにガラス飛散防止シートを貼っておいたほうがよいでしょう。

protect

火災対策

大規模地震で怖いのは、停電が復旧した際に多く発生する「通電火災」と呼ばれるもの。

破損したり、倒れた電気器具に通電して火災が発生したり、ガスが漏れているところに通電して発火したり、壊れたコンセントやちぎれた電気配線に通電して発火したり…。

阪神淡路大地震のときには、この通電火災が全火災の6割も起こっていたとのことです。

▼揺れを感知して、自動的にブレーカーを落としてくれる商品を使用すると安心です。


ブレーカー自動遮断装置 スイッチ断ボール 感震ブレーカー 地震時の ブレーカー遮断装置 防災グッズ 配電盤の安全装置 スイッチダンボール スイッチ断ボール 感電ブレーカー 通電ブレーカー 感震ブレーカー 地震大火災 池上彰 さんも紹介

猫飼い当初、雑誌「ねこのきもち」で勉強しました。飼い主さんの勉強にもなるし、にゃんこへのおもちゃも人気なんですよ。

ヒトと愛猫の生活情報誌「ねこのきもち」

まとめ

「非常時対策」というと、まず備蓄品について考えてしまいますが、上記のような事についても対策しておきたいですね。地震の揺れで網戸が開いてしまった、ドアがゆがんでしまった→結果、逃げ出して迷子になってしまったことを想定して、迷子ポスターを作成しておく(写真データなどをスマホなど電子端末に保存しておく)・完全室内飼育でもマイクロチップ装着済みでも!迷子札を付けておく。

非常時になる前に、準備をしておきましょう。早速今日から!「備えあれば、憂いなし」!!

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