にゃんこの毛をブラッシングしてあげると…まるで羊の毛刈りのようにごっそり取れ、すぐに手のひらいっぱいに。
赤ちゃん時代はこんなことはなかったのに!
とびっくりしているあなたへ。(私もそうでした!)
この記事を書いている私は、完全室内飼いのにゃんこの換毛期を20回経験。当初疑問に思っていたこと・対策として便利だった方法、グッズをまとめました。
完全室内飼いの飼い主さんなら逃れられない【年に2回の換毛期】をスムーズに過ごしましょう!
猫の毛が大量に抜ける!初めての換毛期をうまく乗り越える方法
まずは換毛期を知ろう!換毛期(=かんもうき)の時期、期間は?
1年に2回、換毛期が訪れます。
- ふわふわして柔らかい冬毛が抜ける「春の換毛期」
- 硬くてしっかりした夏毛が抜ける「冬の換毛期」
換毛とは季節に応じた毛への生え変わり、つまり人間の衣替えの役割なんですね。
春の換毛期の時期は、
- 4月から7月くらいのうち、90日間にわたって抜け続ける
というパターンが多いです。
わが家ではほぼ毎年「5月初め頃からスタート、6月がピーク、7月末にはほぼ換毛期終わり」というパターン。実感として秋よりも抜け毛の量が多く感じます(ふんわりした毛が抜けるからかな?)。
1歳を過ぎてからごそっと抜けるようになったんだよね…
春先に生まれた子猫の場合、最初の換毛期は冬前、秋に生まれた子猫は次の年の春から夏にかけて最初の換毛期を迎えます。
赤ちゃん猫は毛がふわふわ♪生後6か月程度までは抜けにくい毛です。
1歳以降の換毛期から大量に抜けるようになったのは、大人のしっかりした毛になった証なんです。
秋に大量に抜け落ちる子もいる
毛の生えかわりには、気温と日照時間が影響しています。
そのため、完全室内飼いであまり外の光を浴びる機会のない子には秋(11月ごろ)に大量に毛が抜け落ちる、もしくは時期を問わず年中毛が生えかわるタイプの子もいます。
猫の換毛期ってどれくらい毛が抜けるの?
わが家は短毛種1頭だけですが、換毛期は他の時期と比較にならない程抜ける抜ける…。
- 床にごろんごろんと寝返りをうつだけで
- カッカッカッカッと後ろ足で体をかくだけで
- だっこするだけで
ふわ~っとやわらかい毛が舞う、という状態。
長毛種、短毛種どちらのにゃんこの抜け毛が多いと思いますか?
正解は「短毛種」。
長毛に比べ短毛は毛の成長限界が早いので、毛の抜け替わりサイクルも早いんです。
この抜け毛、そのままにしておくと部屋が汚れるというだけでなく…
- 人間のアレルギーの原因になってしまう
- 猫自身が毛づくろで飲み込んでしまい、吐き出す回数が増える
- 消化器官内に毛がたまる「毛球症」になってしまうことも(最悪、開腹手術に!)
と、気を付けなければならない点もあります。
以下の3つの方法で「積極的な除去」をしていきましょう。
【ブラシ】ブラッシングで抜け毛を除去!部屋に舞う絶対数を減らす
わが家の場合、換毛期は基本的に毎日ブラッシングしています。
換毛期に長毛種は毎日、短毛種は2~3日に1回ほどを目安にしてください。スキンシップをかねて毎日行なっても構いません。
換毛期でない時は、気が向いたらブラッシングしますが(毛がふんわり&ツヤツヤになります)取れる毛の量が圧倒的に違いますね。
いずれの時期も大事なのは、あくまでもやさしく・にゃんこが嫌がらない程度にということ。
嫌がっているサイン
- 耳が伏せがち(通称:イカミミ)になる
- しっぽを大きく左右に振る
- へっぴりごしに逃げようとする
ちなみに、こまめ(=1日数回)にできるなら1回当たり1分くらいを目安にして。×10回ブラッシングすることでかなり空気中に舞う毛、部屋の隅の毛は減ります。
1歳前後のにゃんこなら、ブラッシング慣れにねこじゃすりがおすすめ。機嫌のいいとき、眠くなっているときなどに。
ただし、ブラッシングをして「フケ」が出たらブラッシングをお休みにしましょう。
乾燥している証拠なので、お湯で湿らせたタオルで拭いてあげるだけにします。
湿らす為のお湯にオリーブオイルを一滴垂らすと、保湿効果が高まりますよ。
おすすめの猫用ブラシ:ファーミネーター
楽天★5点満点4.60(口コミ数243) Amazon★5点満点4.4(口コミ数1,951)
- にゃんこの肌を傷付けないガード付き
- 短毛種/長毛種、小型猫/大型猫用と種類豊富
- 人間工学に元づいた握りやすいグリップ
わが家でも愛用中のブラシです。
初めて使ったとき、以前使っていたラバーブラシと比べ物にならないほど取れたので、「こんなに取れてしまって大丈夫?」と心配しましたが、にゃんこは痛くもかゆくもない表情。
それどころか、目を細めてとっても心地よさそうな表情(^^)/
今ではファーミネーターを見せるだけで「ブラッシングだ!」とわかるようで、自らごろーんと寝転がってくれます♪
特にお尻付近はごっそり取れます!自分では舐めとりづらい場所だからかな?
おすすめの猫用ブラシ:ピロコーム
楽天★5点満点4.42(口コミ数1531) Amazon★5点満点4.4(口コミ数44)
- 猫用やわらかめは抗菌性ブロンズピン使用
- スキンシップのように優しく、肌を傷めない
- 使いやすい木製ハンドル
ブラシ嫌いの子もこれなら大丈夫との口コミ多数。
シニアになってきて以前使っていたブラシを嫌がり、こちらのブラシに切り替えたという方もいらっしゃいました。ソフトな感触が好みなにゃんこ向け。
ブラシや触られるのが苦手な子には、おやつをあげながら少しずつ慣らすのも手。
香料・着色料・人口調味料不使用で、タウリン、グルコサミン、コンドロイチンといった健康成分配合の“とろ~りタイプ”のネコちゃん用おやつがおすすめ。
「健康に配慮したおやつって美味しくなさそう」そう思われがちですが、美味しさもピカイチ。
「袋に歯型がついてしまうくらい食いついていました。」という口コミも!
1本あたり約75円
【便利グッズ】部屋に散らかる抜け毛を除去
布についた猫の抜け毛を取る・ICHIMODAJIN
楽天★5点満点4.42(口コミ数91) Amazon★5点満点4.4(口コミ数970)
- 布製品に絡みついたにゃんこの抜け毛をこするだけで簡単に取れる
- 目に見えない小さな突起が絡みついた毛を残さず引き出して束状にまとめる
- 本体には毛がつかないので、繰り返し使える
コロコロでもガムテープでもなかなかとりづらい毛も面白いようにとれたとの口コミあり。
※ラグは毛脚が3cm以上のものは、取れにくいことがあります。
スペア不要で繰り返し使えるカーペットクリーナー
楽天★5点満点4.59(口コミ数) Amazon★5点満点4.2(口コミ数88)
- 掃除したい箇所にあて、前に後ろに押して引いて転がすだけで毛が取れる
- 本体丸ごと水洗いOK
- 替え芯不要で繰り返し使える
取れた毛は貯められる構造になっていて、まとめてポイっと捨てられます。猫ちゃん自身にはコロコロできないけれど、布製品についた毛はよく取れます。
にゃんこの抜け毛やフケをしっかり取りたいならdysonのハンディークリーナー
2023年5月新登場 38,500円(税込)送料無料
ボタン式で軽い!モーター付きの毛がからまないヘッドで、ダニの死骸までしっかり吸い取ってくれます。にゃんこと一緒のお布団で寝ている方はもちろん、小さいお子さんのベッドにもおすすめ。
排気がキレイだから安心して使えます。
【お風呂】換毛期対策に猫をお風呂に入れてみる
余裕があればお風呂にチャレンジしてみても。
- 不要なアンダーコートをざっと取り除ける
- 日ごろたまった汚れを落とせる
こんな理由で、6月と7月あたりに合計で2,3回お風呂(=シャワー)に入れています。(それ以外の時期は蒸しタオルでふく程度)
ひっかかれないで猫をお風呂に入れる方法
初めてにゃんこをお風呂に入れたのは、1歳の夏。
人間、猫お互いに初めてだったので不慣れでひっかかれてしまうという痛い目に合っています。
その経験があったからこそ、今ではひっかかれずにお風呂に入れられるようになりました(^^)/
ポイントは「極力手を出さない」ことです。
お風呂に入れる手順
まず、大前提として天気の良いあたたかい日中にお風呂に入れてあげてください。
急激な温度差で体調不良になってしまったら大変!ですからね。
お風呂に慣れていないにゃんこを上手くお風呂に入れるポイントは「洗い終わるまでにゃんこを抱っこしない」ということです。
- step1シャワーの温度設定
34度~37度程度のぬるめにします
- step2お風呂上り用のタオルを用意
わが家ではシャンプーは使いません
- step3猫を触らずにお風呂場まで連れてくる
呼んだり、おもちゃでお風呂場まで誘導
(途中閉められるドアは順に閉めていき、最終的にお風呂場の扉をしめます)
- step4優しく洗う
シャワーは弱く、猫の足元から。シャワーヘッドをなるべく体にちかづけて。
顔は濡らしません。決して抱っこはせず、シャワーで猫を追いかけながら手で毛をサワサワして洗い流します。
- step5脱衣所で猫をふく
シャワーが終わったらお風呂場から出し、脱衣所などでおおざっぱにふきます。(お風呂場の中でやろうとすると、興奮状態が抜けず暴れてしまうので)
ざっとふけたら、日当たりのよい暖かい部屋でねこ本人にがんばってもらいます。
シャンプーをしない分、短時間で済ますことができます。ねこ自身も拘束されないからか、1.2度「ニャオーン!」となくだけで、洗い終わります。死に物狂いで暴れまわって…。ということはありません。
仕上がり
やっぱり、これだけしっかりお湯で流すと毛がふ~んわりになります。さらに十分に日光消毒もされるので、いつもの香りともまた違う「いい匂い」になります。さっぱりした~という感じ。
普段一緒の布団で寝たりもしているので、年に数回のこれくらいのお手入れは必要かなと思っています。
まとめ:にゃんこの抜け毛を積極的に取り除いて初めての換毛期を上手く乗り切ろう!
猫の毛が大量に抜ける「換毛期」は年に2回。
一般的には春の換毛期のほうが抜け毛が多く、具体的にはゴールデンウィーク過ぎから夏休み前くらい。
部屋のきれいをキープするだけでなくお互いの健康のため、にゃんこに付いている不要な毛(実は抜けているけど落ちていない)をブラシで取り除くことが大事です。
お互いが心地よいブラッシングは、よいコミュニケーションにもなります♪
評判のよいアイテムを活用し、楽に乗り切りましょう(^^)/
以上、猫の毛がごっそり抜ける!ふわふわ舞う…初めての換毛期をうまく乗り越える3つの方法。でした。