にゃんこの毛をブラッシングしてあげると…まるで羊の毛刈りのようにごっそり取れ、すぐに手のひらいっぱいに。

赤ちゃん時代はこんなことはなかったのに!
とびっくりしているあなたへ。(私もそうでした!)
この記事を書いている私は、完全室内飼いのにゃんこの換毛期を10回経験。当初疑問に思っていたこと、対策として便利だった方法、グッズをまとめました。
完全室内飼いの飼い主さんなら逃れられない【年に2回の換毛期】をスムーズに過ごしましょう!
猫の毛が大量に抜ける!初めての換毛期をうまく乗り越える方法
まずは換毛期を知ろう!換毛期(=かんもうき)の時期、期間は?
1年の間2回、猫の換毛期が訪れます。
ふんわりした冬毛から夏毛に代わる「春の換毛期」と、さらっとした夏毛からふんわりの冬毛に代わる「冬の換毛期」の2回です。
つまり、人間の衣替えの役割なんですね。
抜け毛の量が多いのは、春の換毛期のほう。しかも1歳以降になってから、大量に抜け落ちるようになりました。
春先に生まれた子猫の場合、最初の換毛期は冬前、秋に生まれた子猫は次の年の春から夏にかけて最初の換毛期を迎えます。

赤ちゃん猫は、毛がふわふわ♪生後6か月程度までは抜けにくい毛です。1歳以降の換毛期から大量に抜けるようになったのは、大人のしっかりした毛になった証だったんだ!
一般的には4月から7月くらいのうち、90日間にわたって抜け続けるというパターンが多いようです。わが家での場合を思い出してみると…
といったパターンです。
猫の換毛期ってどれくらい毛が抜けるの?
わが家の猫は短毛種で1匹ですが、やっぱり他の季節と比べ物にならないくらい抜ける抜ける…。どんな程度かといいますと、
- 床にごろんごろんと寝返りをうつだけで
- かゆいのか、後ろ足で体をかくだけで
- だっこするだけで
ふわ~っとやわらかい毛が舞う、という状態。
「長毛種のにゃんこの方が抜け毛が多くて大変だろうなぁ」なーんて勝手に想像していましたが、実は短毛種の方が抜け毛の量が多いとか!
短毛=毛の成長限界が早い→毛の抜け替わりのサイクルが早い、ということ。長毛種のほうが、まとまって毛が抜け落ちるんですね。
【猫の換毛期抜け毛対策方法】ブラシ、便利グッズ、お風呂
この抜け毛、そのままにしておくと部屋が汚れるというだけでなく…
- 人間のアレルギーの原因になってしまう
- 猫自身が毛づくろいの際に飲み込んでしまうので、吐き出す回数が増える
- うまく吐き出せずに消化器官内にたまってしまう、毛球症(もうきゅうしょう)になる可能性が高くなる(レントゲンでは確認できず、最悪「開腹手術」に)
と、気を付けなければならない点もあります。
- ブラッシングで大元の抜け毛を除去
- 便利グッズで部屋に散らかる抜け毛を除去
- お風呂に入れて一気に抜け毛を除去
上記の3つの方法で「積極的な除去」をしていきましょう。
ブラッシングで大元の抜け毛を除去:部屋に舞う絶対数を減らす
わが家の場合、換毛期は基本的に毎日ブラッシングしています。(短毛種1頭飼い・ブラッシング好き)
換毛期に長毛種は毎日、短毛種は2~3日に1回ほどを目安にしてください。スキンシップをかねて毎日行なっても構いません。
換毛期でないときもブラッシングはしますが、取れる毛の量が圧倒的に違いますね。なので、平常時は気が向いたらブラッシングという感じ。(平常時でもブラッシングしてあげると毛がふんわり&ツヤツヤになりますよ)
いずれの時期も大事なのは、あくまでもやさしく・にゃんこが嫌がらない程度にということ。
猫が嫌がっているサイン
- 耳が伏せがち(通称:イカミミ)になる
- しっぽを大きく左右に振る
- へっぴりごしに逃げようとする
ちなみに、こまめ(=1日数回)にできるなら1回当たり1分くらいを目安にして。×10回ブラッシングすることでかなり空気中に舞う毛、部屋の隅の毛は減ります。
ブラッシング大好きだったり、苦手だったり、このブラシはいいけどこっちはいやよ…なんて、猫ちゃんによって好みがあるみたいですね。

今現在1歳前後のにゃんこなら、ブラッシングに馴らす手始めとしてねこじゃすりを使ってみるといいかも。機嫌のいいとき、眠くなっているときなどにやさしく触れてあげて。
なぜなら、にゃんこのお肌が乾燥しているから。にゃんこの皮膚も乾燥するんです。
「フケ」が出たということは、乾燥状態である証拠。ブラッシングは一旦お休み。お湯で湿らせたタオルで、拭いてあげるだけにします。(湿らす為のお湯にオリーブオイルを一滴垂らすと、保湿効果が高まります。)
おすすめの猫用ブラシ:ファーミネーター
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わが家でも愛用中のブラシです。
初めて使ったとき、以前に使っていたラバーブラシと比べ物にならないほど取れたので、「こんなに取れてしまって大丈夫?」と少し心配もしましたが、にゃんこは痛くもかゆくもない表情。それどころか、ブラッシング時はとても気持ちよさそうにしています。
にゃんこもブラッシングの心地よさを知った様子で、ブラシを見せると自らごろーんと寝転がってくれて(!)ブラシがけが楽しいです。

特にお尻付近はごっそり取れますよ。自分では舐めとりづらい場所だからかな?
おすすめの猫用ブラシ:ピロコーム
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- 毛質に合わせて選べるよう3種類あり
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ブラシ嫌いの子向けに設計されている種類もあるのが嬉しいところ。シニアになってきて以前使っていたブラシを嫌がり、こちらのブラシに切り替えたという方もいらっしゃいました。
ソフトな感触が好みなにゃんこ向け。
猫の抜け毛が洋服に!を防ぐチュニック、エプロン
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猫の毛が付いてもサッとはらいやすい!シンプルなデザインのチュニックもあるんですよ。腰元には、猫じゃらしを入れておけるポケット(笑)もあり。
ブラッシングをしていると、どうしてもふわぁ~と舞っていく毛束が発生するから、換毛期お家で過ごすときはこれを着用するのも手。
フェリシモ Grooming Labo 猫とじゃれあうときのお世話エプロン【送料:450円+税】
エプロンバージョンもあり。
すそのボタンホールを腰元にあるボタンとひっかければ、大きなポケット状に!ブラッシングでとれた抜け毛を一時的に入れて置いたり、おもちゃをいれたりという活用方法も。
便利グッズで部屋に散らかる抜け毛を除去
布についた猫の抜け毛を取る・ペトリ
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ソファ・カーペット・車のシートなどの布製品に絡みついたにゃんこの抜け毛を、こするだけで簡単にとることができるお掃除グッズ
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掃除機を出すほどでもない時のカーペットの毛を取るのに便利。使った後水洗いでき、繰返し使えます。
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取れた毛は貯められる構造になっていて、まとめてポイっと捨てられます。猫ちゃん自身にはコロコロできないけれど、布製品についた毛はよく取れます。
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プロの清掃業者や建築現場でも大活躍しているマキタの掃除機。コードレスで本体も軽いのに、しっかり吸い取ってくれる。
パパっと掃除したい方に。
換毛期対策に猫をお風呂に入れてみる
先ほどの3つの方法だけでも対策として十分だと思いますが、余裕があればお風呂にチャレンジしてみても。
普段は蒸しタオルでふく程度で、お風呂には入れていません。が、この時期だけお風呂に入れています。その理由は…
- 不要なアンダーコートをざっと取り除く
- 日ごろたまった汚れを落とす
この2つの目的で6.7月中に合計で2~3回お風呂に入れています。
ひっかかれないで猫をお風呂に入れる方法
初めてにゃんこをお風呂に入れたのは、たしか1歳の夏だったと思います。人間も初めて、猫も初めての体験だったので、お互いに不慣れで思いっきりひっかかれてしまう、という痛い目に合っています。
その経験があったからこそ、爪でひっかかれずにお風呂に入れられるようになりました。ポイントは「極力手を出さない」ことです。
お風呂に入れる手順
まず、大前提として天気の良いあたたかい日中に、お風呂に入れてあげてくださいね。猫にとって自然界で全身水にぬれるということは、ほぼない事象です。急激な温度差で体調不良を招かないように、という配慮です。
さて、人間側が「さぁ、今日はにゃんこをお風呂に入れるぞ~!」といきこんでいると、やっぱりにゃんこにも伝わるもの。いつもならすんなり抱っこさせてくれるような状況でも、ささっと逃げ出したりします。なので、猫は最終的にお風呂場に来てもらうとしてまずは人間側の準備を済ませます。
- シャワーの温度設定、実際にお湯を出してみて温度を確認(34度~37度程度・ぬるめ)
- お風呂上り用のタオルを用意しておく
わが家では、シャンプーは使っていないので準備らしい準備といえば、これだけです。次からがポイント。
洗い終わるまでにゃんこを抱っこしない
抱っこするから逃げようとして爪を出す。ならば、抱っこしない。となると「逃げちゃう」を防げばいいのです。
- にゃんこを呼んだり、おもちゃでお風呂場まで誘導
- 途中閉められるドアは順に閉めていく
- 最終的にお風呂場の扉をしめる
シャワーは弱く
足元からなるべく体にちかづけてかける
顔は濡らさない
抱っこして洗うのではなく、シャワーで猫を追いかける感じ
これで、バッチリです。シャワーが終わったらお風呂場から出してあげて、脱衣所あたりでおおざっぱに体をふきます。(お風呂場の中でやろうとすると、興奮状態が抜けず暴れてしまうので)
ざっとふけたら、日当たりのよい暖かい部屋でねこ本人にがんばってもらう。
シャンプーをしない分、短時間で済ますことができます。ねこ自身も拘束されないからか、1.2度「ニャオーン!」となくだけで、洗い終わります。死に物狂いで暴れまわって…。ということはありません。
仕上がり
やっぱり、これだけしっかりお湯で流すと毛がふ~んわりになります。さらに十分に日光消毒もされるので、いつもの香りともまた違う「いい匂い」になります。さっぱりした~という感じ。
普段一緒の布団で寝たりもしているので、年に数回のこれくらいのお手入れは必要かなと思っています。

お風呂後のふて寝
以上、猫の毛がごっそり抜ける!ふわふわ舞う…初めての換毛期をうまく乗り越える3つの方法。でした。