小さめ賃貸住宅のわが家では、猫トイレに「オマル式」の「キャットワレ」を選びました。
猫本来の習性を生かしたオマル式は匂いも封じ込み、インテリアになじむ・猫砂が飛び散らずお手入れカンタンなのがメリットの猫用トイレです。
実際に使ってみて感じた感想も併せて紹介します。
オマル式猫トイレ「キャットワレ」オススメする3つの理由
- サイズが小さい
- 手入れがカンタン
- インテリアと馴染む
1.サイズが小さい
キャットワレはB4判の紙とほぼ同じサイズ(=原稿用紙1枚分の横幅)というコンパクトさ。
- 小さめ賃貸マンション
- ケージ内のトイレ
- 多頭飼いでそれぞれ用にトイレを準備したい
こんなシチュエーションにぴったりです。
サイズ(約) | 平面26.5x38x高さ22cm |
重量(約) | 1.3kg |
材質 | ポリプロピレンおよびEVA樹脂(抗菌剤配合&帯電防止加工) |
カラー | ナチュラルベージュ・ブルーグレー |
生産国 | 日本製 |
メーカー | aukatz |
▼ペットショップや通販サイトで見かける、こんな形の猫トイレは
実際に見てみると「え…こんなに大きいの!?」と感じてしまう程のサイズ感。(ちなみに上の猫トイレは平面53×40×高さ42cm程)
当初購入候補だった「ドーム型トイレ」は「存在感ありすぎ…」ということで却下しました。他のタイプの猫トイレも結構大きいんですよね。
尿をスノコの中の猫砂で蓋をする構造なので、にゃんこのおしっこ臭も気になっていません。
キャットワレは小さいだけじゃなく高機能!
2.手入れが簡単
キャットワレは「システム式」と呼ばれる形式のトイレです。
- システム式猫トイレ
- 猫砂を入れる部分と、シーツを入れる部分の2層構造になっていて、猫砂を通過したおしっこをシーツが吸収する作りのトイレのこと。
- ねこのおしっこ臭が抑えやすい
- 尿の色や量の変化で健康状態を把握しやすい
- トイレの手入れが便利
今ではよく見かける形ですが2000年の発売当初では珍しく、新聞にも掲載された程!キャットワレは、システムトイレのパイオニアなんです。
日常のお手入れ方法
- 1日に一度ペットシーツを取りかえる
- (ウンチをしたら)取り除きごみ箱に捨てる
ウンチとり用に100均でトイレスコップが売っていますよ。
2、3週間に一度のお手入れ方法
- ペットシーツ・猫砂をすべて捨てる
- 石鹸でまる洗いし、シャワーで流す
- 天日で乾かす
にゃんこは柑橘系の匂いを嫌います。柑橘系の洗剤で洗うと匂いが移る可能性あり。
柑橘系でなくとも匂いが強い洗剤は同様ですので、なるべく匂いがない洗剤で手入れしましょう。
- アンモニア臭に特化した抗菌剤、カビが生む悪臭を抑止するMIS抗菌剤配合
- ヤシ油由来のアミノ酸系界面活性剤
- 各種安全性試験クリア
3インテリアと馴染む
一般的な猫トイレにはない落ち着いたカラーも決め手の1つです。
リビングがにゃんこの生活スペースなので、あまりにも明るい色だと目立ちすぎてしまう。トイレなので、できればあまり主張しすぎないもの…ということでベージュを選択しました。
クールな感じのインテリアには、ブルーグレーも良さそうです。
猫トイレは複数必要?
トイレが汚れたままだと、本当はしたくても我慢してしまう傾向がある→あまりに我慢すると尿路結石や特発性膀胱炎、猫下部尿路疾(FLUTD)といった病気になってしまう。
そうならない為にも、いつでも清潔なトイレを提供できるよう、飼育頭数+1のトイレを準備しましょう、というのが定説ですよね。
1頭飼いのわが家では、全く同じキャットワレを2個購入しました。
猫トイレを購入するとき「1個で足りるんじゃないかな~(結構高いし…)」って思っていましたが、2個購入して正解!こんな風に使い分けしています。
普段は1個
わが家は誰かしら家にいたり、出かけてもすぐに帰ってくるなど、にゃんこがウンチをしたらすぐに片づけることができる環境なので、普段置いてあるのは1個のみ。
旅行時は2個
1泊2日程度の旅行のときは、普段猫トイレを置いてある場所の横に2個並べて置いています。
面白いことに、ウンチは両方のトイレにしていることが多いです。ウンチがあるトイレは使いたくないんですね。
後からトイレを追加購入して感じたのは、片方のトイレを洗うとき、すぐに新しいトイレを用意できる!ということなんです。
「トイレを洗っている間ににゃんこがおしっこしたくなっちゃったらいけないから、早く洗っちゃわなくっちゃ!」とかいう、地味なストレスを抱えなくなりました(笑)。
キャットワレを5年使用してみての感想
ほぼ満足です!
「おまる式」とも呼ばれる形状のこのトイレ。ねこちゃんによっては慣れるまでにに時間がかかる子もいるとか。
トイレ前に穴を掘り、掘った穴の中に用を足そうと数歩前に出る猫の習性を利用したトイレです
生後4カ月で使用し始めたわが家のにゃんこは、初めから何の問題もなく使ってくれました。猫砂が飛び散ったこともありません。(ただし、「すのこ」は取り外して使用しています。何回かウンチが中央の穴に入らなかったことがあったので。すぐに慣れてくれて、お手入れがより簡単になりました。)
滑り止めが底辺に4か所付いています。にゃんこが出入り・トイレの上でくるくる動いたり砂かけ(わが家はエアー砂かけ)したりしても、トイレは全く動きません。
デメリットとまでは言いませんが、少し気になった点をあえて挙げれば、
各パーツが分かれる仕様になっていて、それぞれをつなげる突起部分がなかなか穴にはまらない時があってイライラしたりもありました。ただし、なんというかセットするコツがあり、それをマスターすれば問題ないと思います。
「パーツが分かれる」ということは、汚れた部分のみはずして洗浄可能+破損した場合そのパーツ単体の購入可能なのでメリットでもあります。
(私が通っている動物病院ではケージ内で飼育されているねこちゃんが2匹いて、両者ともこの「キャットワレ」を使用しています。1匹は安心するのか、いつもトイレ内でくつろいでいて、もう1匹のトイレのすのこにはヒビが入ってました…。壊れることもあるんですね…。)
パーツ単体購入もできます。
使用し始めて5年経ちましたが、壊れた部分はありません。(使用ねこ1匹:体重3.5キロ)値段がその他一般的な猫トイレと比べて高めですが、総合的に考えればコスパはいいっ!と思います。
うんちの時はこんなポーズしてます!
どんな猫砂がいい?
木質ペレットを「猫砂として」使用しています。
おしっこがかかるとおがくず状になって、トイレの最下部(トイレシーツのところ)に落ちていくという仕組み。
- トイレの底が見えない程度やや薄めに敷く
- おしっこがかかると、ポロポロの状態になる
- キャットワレ全体を持ち上げて左右に振るとポロポロのものだけ、下層に落ちていく
- 減っていった分、新しい猫砂(木質ペレット)を追加
自然の木の香りのみで、おしっこの臭いは気になりません。
実はこれ「ペレットストーブ」用の燃料になる木製ペレット。(「燃料」とありますが、「科学物質不使用」。間伐材を有効利用した商品です。)
なんだけど、猫砂として使用している方が圧倒的に多い商品。
- 1袋20キロで上手く使えば1年半ほどもつ(1頭飼いの場合)
- システムトイレに入れて、たまに細かくなったものを振るい落とす・補充する、と使い方が簡単
- かなり重い商品だけど、家まで運んでもらえる!
ということで、猫を飼い始めてからリピート買いです。
【税込】1,980円+関東への送料無料
「リピート」ではあるけれど、実は猫飼い2年目で2回目の購入。つまり、1年で1袋使用でこの値段はめちゃめちゃコストパフォーマンスいいです。
トイレに入れる時はこんな感じでカップですくって移し替えています。
リサイクル米袋に入ってどーん!と届きます。置いておく場所を確保しておきましょう。
ペットシーツ
薄めの安価なもの。ペットシーツの商品サイトでは「1日に何度も交換する方向け」と表記がありました。
使用している猫砂=木質ペレットのユーザーさんの口コミを見てみましたが、やはり「崩れたチップがシーツにたまり、シーツの限界を底上げしている(脱臭効果大)」や、「シート上の粉になったペレットはなぜか無臭」という感想がありました。
皆さん、木質ペレットの効果に驚いている様子でした♪
ただし、1度だけシーツの表裏を間違えてセットして失敗したことが…(汗)トイレにセットする場合には、表裏を注意しましょう!
つるつるしている方が、裏面ですね…。色が白なので、オシッコの色から健康チェックもできます。
まとめ
「コンパクトサイズ」「落ち着いている色」のトイレ・「消耗品はコストパフォーマンス重視」を条件に探している方には是非おすすめです!
※おうちに来て初めての時、「ここがあなたのトイレだよ~」と分かってもらう為に、シェルターで使用していた(使用済みのつまり、おしっこの臭いつき)猫砂を少しわけてもらって、うちの猫砂と混ぜました。(一度認識してもらえば、その後の掃除後は全く新しい猫砂だけで大丈夫です!)
飼育してから約5年経ちますが、今までトイレをここ以外でしたことはありません♪