スマートフォンで有名なOPPOから発売されたスマートバンド「OPPO Band 2」を1か月程使ってみました。
今や数千円台からでも購入できるスマートバンド。
とは言え、フィットネストラッキングの精度に問題があったり、バッテリーのもちが良くないものも…。
OPPO Band 2は8,480円※(税込み)で軽い装着感に見やすい大画面、痒い所に手が届く機能を備えていました!
手ごろな価格で、しっかり運動不足解消に使えるスマートバンドをお探しの方におすすめのアイテムです。
※価格は記事作成時(2023年4月)公式オンラインサイト参照
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OPPO Band 2本体スペック・できること一覧
まずはOPPO Band 2の概要を、一覧形式でざざっとお伝えします。
製品名 | OPPO Band 2 |
カラーバリエーション | ライトブルー/ マットブラック |
サイズ | 約45.3×29.1× 10.6(mm) (最厚部:11.4mm) |
素材 | ディスプレイ: 2.5D強化ガラス |
ストラップ素材 | シリコン |
調整可能な ストラップの長さ | 手首周り約130-210mm |
重量 | 約20g(本体のみ) 約33g(ストラップあり) |
充電時間 | 約60分 (USB充電台を同梱) |
電池持続時間 | 最長14日間 |
Bluetooth | Ver.5.0 |
健康 モニタリング機能 | ・血中酸素レベル測定 ・睡眠時 リアルタイム血中酸素 レベル測定 ・睡眠モニター ・心拍数測定 ・ストレスモニター ・座りすぎ防止 リマインダー ・水分補給リマインダー |
防水性能 | 5ATM |
スポーツモード | ランニング、ウォーキング、 ローイングマシン、エリプティカルの 自動認識、100種類以上の スポーツモードに対応 |
その他の機能 | AI コーディネート機能 150類以上の文字盤 メッセージ通知機能 着信通知機能/通話拒否機能 メディアコントロール※iOS非対応 ストップウォッチ 端末を探す※iOS非対応 天気 |
対応OS | AndroidOS6.0以上(10.0以上推奨) / iOS13.0以上 |
同梱品 | OPPO Band 2本体×1 ストラップ×1 充電台×1 ユーザーガイド×1 |
普段HUAWEI GT3 SE(公式サイト価格27,270円:2023.4時点)を愛用している著者から見て、これはすごい!と思った機能を中心に紹介していきます。
OPPO Band 2は軽い装着感と大画面で見やすい
今回お試ししたカラーは「ライトブルー」。上下で分かれているバンドカラーがおしゃれ♪
一見カジュアルな見た目ですが、パステル調の柔らかなブルー×白すぎないホワイトで、意外にもファッションを選びません。
マットブラックもあり
スルスルとした質感で長時間付けていてもイヤな違和感はありませんでした。
普段Xiaomi Smart Band 7を使っている娘は「このバンドは柔らかくて付け心地いいね」と(^^)/
長時間腕時計を付けるのが苦手な夫も「OPPO Band 2はゴツゴツしないから付けたまま眠れた」とのことでした。
スマートウォッチデビューの方もつけやすい!
約1.57インチの大画面!有機ディスプレイでくっきり見やすいです。
手首に付けて身体情報を計測するウエアラブルデバイスには「スマートバンド」、「スマートウォッチ」と2種類の呼称があります。
種類 | 特徴 | 一般的な画面サイズ |
---|---|---|
スマートバンド | 腕輪のようなデザインで、 小型のディスプレイを備えている | 0.7~1.3インチ程度 |
スマートウォッチ | 腕時計のようなデザインで、 大きなディスプレイを備えている | 1.2~1.4インチ程度 |
▲このように、見た目の形と画面の大きさから分類されることが多いです。
OPPO Band 2は、でこぼこの少ないバンド型をしつつ、画面はスマートウォッチ並みに大型なのがわかります。
スマートバンドとスマートウォッチのいいとこどりなんですね(^^)/
その大型画面に表示させるウォッチフェイスは150種ほど。
実用的なものから、シンプル・キュートまで複数のテイストが用意されています。
また、自分の持っている写真を加工したり、洋服の柄からAIが数パターン作成してくれたり…
端末画面を指先で自由になぞったりしてウォッチフェイスを自作することも可能。
設定はどれも簡単で、あっという間に作ることができました。
大画面だからより画面の入れ替えが楽しめます。
次に、使ってみて感じた「痒い所に手が届く」機能を紹介します。
OPPO Band 2のワークアウト機能
自動運動検出機能が便利
「自動ワークアウト検出」と「自動一時停止」設定が便利すぎました!
どちらもHeyTap HealthアプリからONに設定しておくと、外出先で歩き出して3分程で「ウォーキング」を検出し、信号などで止まるとちゃんと記録も一時停止。
正確に検出してくれるのにびっくりしました。
自分の行動を見返すために、日ごろのデータ蓄積が重要だから「細かなところも意識せず勝手に記録してくれる」というのが何より便利なんですね。
自動検出に対応している運動は以下の4種。
- ウォーキング
- ランニング
- ローイング(ボート漕ぎ運動)
- エリプティカル
運動中は「心拍ゾーン」も表示されます。
ウォームアップ | 運動前後 |
脂肪燃焼 | 基礎的な身体機能向上、 ダイエット |
持久力向上 | 効率的な持久力向上 |
無酸素運動 | 乳酸耐性の向上、 マラソンの目安心拍 |
最大強度 | 筋力や瞬発力の向上 |
運動の目的に応じて「もうちょっとペース上げなきゃ!」とか「よしよし、このままのペースで行こう!」という具合に、運動のペースをコントロールする指針として活用できますよ。
その他手動での記録には、100種類以上の運動記録に対応。
面白いものには「犬の散歩」「瞑想」「柔軟性」なんていうものも(^^)/
「運動はきついものをしなければならない」という気負いなく、普段の生活もワークアウトとして分析してくれるのはいいですね。
一方で「屋外ランニング」は、スマートウォッチの上位機種に付いている「VO2max値」に対応していたり、ランニングコースプランが複数用意されてあったりも。
- VO2max値
- 最大酸素摂取量の略語で、人間が運動中に酸素をどれだけ効率的に利用できるかを表す指標。ユーザーの運動中の酸素利用能力を測定し、運動の強度や持続時間に応じて、ユーザーのフィットネスレベルを評価します。
運動不足解消のためにゆるく運動を始めたい方にも、継続的にコツコツとレベルアップしていきたい方にも活用できる機能が備わっていると感じました。
プロテニスモード:テニスは特に充実
「プロテニスモードがあるから、OPPO Band 2を選んだ」というテニス愛好家続出!
OPPO独自開発のアルゴリズムで、スイング速度やストロークの分析をしてくれます。
実際のアクティブプレー時間や、心拍数、普段バックハンドで無意識にスライスを使っていないか、などを後から見直すのには重宝しそう。
試合の後に自分がフォアとバックのうちどっちが多かったのか、どのくらいスライスで消極的なプレーをしていたのかも分かる。
OPPO Band 2ではスマートウォッチをつける手首を「右側」か「左側」を設定できます。
プレー中はラケットを持つ側に設定しなおしてくださいね。
日々の活動も見える化
「運動不足解消したい!」と思っている方に一番有効なのは、この機能じゃないでしょうか。
1日の活動を「歩数」「消費カロリー」「運動時間」「アクティビティセッション」(=1時間以内に一定の距離に達するとカウントされる)の項目から記録、グラフ化してくれます。
不思議なもので…アクティビティのグラフが満タンになると満足感が、足りていないと「もっと動かなきゃ」という気持ちになります。
実際、スマートウォッチを使うようになって圧倒的に運動量が増えました(^^)/
OPPO Band 2は後述の睡眠もそうですが、ウォッチ上でグラフまで見られるのがいいですね。
睡眠中の自分をより深く分析
睡眠に関する機能にも細かなところまで配慮が。
例えば、「就寝時刻リマインダー」。
起床時間を入力後、目標の睡眠時間が確保できるよう就寝時間を設定します。
実際のリマインダーには「起床時刻の7:00まではあと8時間20分です…」という具合に、具体的な時間が入っているから「すぐに寝ないと睡眠時間が足りなくなっちゃう!」という意識になりました。
不思議なもので「就寝時刻です」とだけ言われる(他社製)よりも、私にはずどーんと刺さりました。
翌朝はバンドからも睡眠の波形グラフが見れたり、深い睡眠がしっかりとれたかも確認OK。
アプリでは、より詳細な睡眠グラフを見ることができます。
実際の睡眠時間と理想の睡眠グラフが提示され「適正の範囲内ではあるものの、限りなく下限に近い」という細かなことまでわかったり。
▼その他便利な機能にはこんなものもあります。
- スマホで音楽を聴きながら寝落ち→音楽再生を自動停止する機能
- 就寝前3時間のスマホ利用履歴→睡眠への悪影響を探る
スマートウォッチを活用し始めて半年以上の経験上、深い睡眠がしっかりとれているとやっぱり体調がいいんですよね。
本来目で見えない睡眠周りのデータが複数見えることで、より良い睡眠をキープするのに役立つこと間違いなしです。
1時間でフル充電最長14日間
OPPO Band 2は約1時間でフル充電可能、最長14日間連続使用できます。
急速充電対応だから時間がない時でも約5分の充電で最長24時間使えます。
私の場合は…各種通知ON、常時血中酸素飽和濃度・ストレス・睡眠・ウォーキング計測あり、タイマー・カウントダウンを少々、手首を傾けて画面ONといった使い方で約1週間ちょっともったかな、という感じです。
わりと頻繫に使ってもあわてて充電する必要もなく、安心して使えました(^^)/
OPPO Band 2の充電方法は2ステップ。
- 本体背面にある充電用ピンに、同梱の充電台のコネクタをぴたっと合わせる
- 充電台のUSBポートを、パソコンやACアダプターなどの電源に接続
PC作業中やお風呂に入っている時などちょっとした時にパパっと充電できます。
充電の負担はないと思ってOK!
ライン・電話通知・メディアコントロールもできる
健康モニタリング機能に関する通知はもちろん、スマホに届くプッシュ通知を受け取ったり、
天気確認、メディアコントロール(Androidのみ)、タイマー機能も便利でよく使っています。
着信通知は固定電話、または070、080や090などから始まる電話番号のデフォルト電話アプリからの着信にのみ対応。
日中は1時間以上座りっぱなしでいると「運動しましょう!」と気分転換を促してくれたりと、便利な機能も備わっています。
OPPO Band 2でできないこと
- 常時点灯、自動輝度設定
- 架電、受電、音楽再生
- 生理管理、アプリ追加
- GPS
- 決済
他のスマートウォッチではできて、OPPO Band 2でできないことをざっと挙げてみるとこんな感じ。
ほとんどが「あれば便利」という機能なので、シンプルに運動計測と睡眠モニタリングができれば良しとお考えの方には問題ないレベルですね。
ただ、自動輝度設定がないのはちょっと使い心地に影響が出るかもです。
外に出る際は設定から輝度を5以上にすることをお勧めします。
まとめ:OPPO Band 2はスマートウォッチ初心者にぴったり!
OPPO Band 2は、有機EL液晶+大画面でくっきり見やすく軽量バンド型の睡眠時も気になりにくい形。就寝リマインダーや睡眠モニタリングで毎日の睡眠を見える化できます。
ワークアウト機能は「普段からテニスを楽しんでいる方」や「運動不足解消のためにウォーキングから始めてみよう」という方にぴったり。
急速充電対応で最長14日間のバッテリー持ちだから安心感がありますよ。
初めてのスマートウォッチに
以上、OPPO Band 2レビュー!充実のヘルスケア機能スマートウォッチ初心者やテニス愛好家に…でした。